冠光寺流柔術本部
フォーラム冠光寺流
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神戸道場オープン
稽古会に参加しました



by 管理人 Q

   8月10日(日)、『神戸オープン稽古会』に参加させて頂きました。
 オープン稽古会は主催者、浜口神戸道場長の勤務先である灘校の広い柔道場で、
 神戸市内外の冠光寺流門人7名が、浜口師範を囲むという形で進行。
 その横では神戸道場の通常の稽古が始まっていました

 前半の約1時間は非合気の力技、及び合気によく似るが合気とは異なる感応技
 (浜口師範はこれを以下に分類)を示して頂きました。、

   ・単純な力技(3)
   ・イメージの力技(3) (註1)
   ・感応技         (註2)


  註1:特定のイメージ、例えば腕から強力なビームを発するのような、を頭に
     描くことによって自己強化が得られる

  註2:相手の予備防御能力やフェイント、目付けなどによる錯覚を利用して
      攻撃する技。外見上、合気と区別しづらい


 ここに先ず、自分の盲点があったことに気づきました。
 僕らには普通 "力技”を低く見るという偏見があると思います。通常の稽古中に「力で
 やろうとするな」というダメ出しをよく受けるからです。
 だから今回のオープン稽古で「ほぉ、力技や感応技でここまで出来るのか!」という発見と
 驚きがありました。

 おそらく稽古時間の半分が「力技」「感応技」に費やされたのは、後半の「合気技」の
 説明のために「合気と力技・感応技は何が違うのか?」を最も解りやすく説くためであったと
 思われます。

 さて後半の1時間半は「合気」の稽古でした。ここで言う「合気」とは保江邦夫先生が
 かつて『合気開眼』で示された定義を参照して浜口師範が独自に開発されたもので、冠光寺
 流全体の公準ではないことは神戸道場HPで個々の合気の内容とともに明確に断られている
 通りです。

 今回指導を受けた「小手合気」「つつみ合気」「つかみ合気」はその凡そを昨年の8月の
 「合気質問会」でも見せて頂いたのですが、この1年間に浜口師範ご自身の変化が
 著しく、合気による技のキレが尋常ではなかったと思います。
 敢えて言えば、『軽く短いが鋭い力が受けた瞬間に電流になって身体を貫く』ようでした。

 個々の合気の内容については、冠光寺流神戸道場(浜口隆之道場長)のサイト中、
 『「透明な力」を読む』に詳述されていますので、興味をお持ちの方はお読みになることを
 お薦めします。

                                   (14/8/12 管理人 Q)